8月24日(土)
講演1)患者から見た医療者のコミュニケーションの問題と、医療現場からの問題提起
■山口 寛子(やまぐちひろこ 鹿児島きぼうの電話) 
出身:山形県鶴岡市。実家は元酒造業。第四代目当主。ザビエル教会所属
現在:(有)ファミリー・インターナショナル(鹿児島市)で0歳から大人までの「語学」と「人間教育」スクール経営、代表取締役・校長。アートクラス教師。環境アートデザイナー。国際ソロプチミスト鹿児島南 会員。鹿児島きぼうの電話 運営委員長。鹿児島オリーブの会 会員。趣味:油彩 平成17年度「第6回MBC桜島展」にて奨励賞受賞

■高竿 寛実(たかさおひろみ 歯科医) 
 1962年鹿児島生まれ。1986年鹿児島大学歯学部卒業。1986年鹿児島大学歯学部第一補綴科(現顎顔面機能再建学講座咬合機能補綴学分野)入局。
開業医に勤務の後、1991年鹿児島市内で「たかさお歯科医院」を開業。地域歯科医療のためマイペースで奮闘中。
講演2)コミュニケーション(傾聴)について
■盛 克志神父(もり かつし 鹿児島市・レデンプトール修道会 管区長)
 1958年鹿児島県徳之島生まれ。高校生の時に受洗。大学卒業後はツアーコンダクターとして働いていたが、友人に誘われて行った黙想会で神父になることを決心する。1991年、司祭叙階。シカゴで霊性と臨床パストラルケアなどを学ぶ。(カトリック新聞社「神父燦燦」より)
講演3)ハンセン病
■後藤正道(ごとうまさみち) 国立療養所星塚敬愛園・園長
 1953年佐賀県生まれ、高校(ラ・サール)時代に受洗、鹿児島大学卒、病理専門医
 高校時代にフランクルの「夜と霧」などを読み、精神科医を目指して医学部に進学したが、病理学の教授の勧めで病理医になる。ハンセン病療養所の星塚敬愛園(鹿児島県鹿屋市)での医療に1983年から従事し、日本のハンセン病治療指針のまとめ役をやっている。1996年のらい予防法廃止に、医学専門家として関わった。インドやミャンマーでハンセン病の病理指導を行った。日本カトリック医師会鹿児島支部長。趣味は写真と合唱。

■上野正子(うえのまさこ ハンセン病回復者、星塚敬愛園入所者自治会副会長)
 1927年沖縄県石垣島生まれ。沖縄県立第二高等女学校在学中にハンセン病にかかり、13歳のときに星塚敬愛園に入所。ハンセン病国家賠償訴訟に2001年に勝訴してからは、差別や偏見のない社会を作るために、ハンセン病や自分の体験について「語り部」として講演を続けている。著書「人間回復の瞬間(とき)」 2009年。
講演4)ホリスティック医療とキリスト教
■坂本陽明神父(さかもとようめい 鹿児島県・溝辺教会主任司祭)
 1947年長野県生まれ。東京・聖イグナチオ教会出身。中央大学・南山大学大学院卒業。中国・輔仁大学中国語研究センター修了。前中国・国立政治大学教員、タイ国アサンプション大学教員。現、鹿児島県・溝辺教会主任司祭。「救いと癒し」「キリスト教的ホリスティック黙想」(教友社)など、著書多数。
講演5)祈りと食と健康と
■郡山健次郎司教(こうりやまけんじろう 鹿児島教区長)
 1942年鹿児島県奄美大島生まれ。1972年、司祭叙階。教区青少年担当司祭、CLC(クリスチャンライフコミュニティー)、ME(マリッジエンカウンター)などを担当。2005年に司教に任命される。
 24時間司教@KEN'S PAGE http://sdemo.net/pken

8 月25日(日)
講演6)がん患者さんとの関わりと自分の体験
■松村 精子 略歴 (S5年8月23日生)  札幌市出身
  札幌市天使厚生専門学校(現大学)厚生科卒
  元 鹿児島大学歯学部非常勤講師
  現 日本カトリック看護協会鹿児島支部 支部長
    (支部活動の中で鹿児島教区の鹿児島市と近郊の8教会の血圧測定並びに健康相談を行って来た。その結果宅老施設を立ち上げた。)NPO法人 聖の郷ゆらいあい理事

 趣味 
  合唱 聖アルフォンソ合唱団所属
  俳句 北海道壺俳句会 所属
     鹿児島河鹿俳句会 所属

講演7)震災後の心のケア
■小林 和 (こばやし かず)略歴
 徳島大学医学部卒、精神科医。主研究領域:精神療法、精神分析学、児童青年精神医学。精療クリニック小林(神戸市)院長。阪神・淡路大震災の際に、精神医療専門家によるPTSD予防のためのボランティア活動を主宰。東日本大震災においても、現地で精神科医として心のケアを行なってきた。